ヨツユビ・ホルスフィールド等の名称もあるロシアリクガメ
簡単な紹介
地中海陸亀属の仲間であるとの情報もありますが、2014年現在では研究が進み、DNAレベルまでの判定がされているようで、どちらかと言うと地中海陸亀属よりも、インドリクガメ属、パンケーキリクガメ属、ヘルマンリクガメ属などに近いという推定もあるようです。ヘルマンだと似ていますね。
基本的にはロシアのカスピ海東側沿岸やアフガニスタン地域に生息しているリクガメです。アフガン戦争の時は大丈夫だったのでしょうかね?砂漠地帯に住む陸棲亀で、乾燥地帯で生活しているため、湿気に弱く、水分をあまり必要としていません。ですからケージには水を張る必要はないんです。元々、冬に冷える(寒くなる)地域に住んでいますから、個体や環境によって冬眠する事もあるようです。
※実際に管理人宅では冬眠する事もあります。
ミドリガメに代表される水棲亀ではないために水を必要としませんので、飼っていても部屋が臭くなったりしません。また、亀自体も匂いは殆ど感じられません。うんちは臭いです。勿論、水は飲みますので、ケージ内に水皿を用意することもあります。(匂いに関しては敏感ではないため、人によって、敏感な方は臭いと感じる可能性があります。)
陸棲亀:陸上で生活している、いわゆるリクガメ
水棲亀:ミドリ亀や石亀など、水中でも生活可能な亀
この亀は「ロシアリクガメ」・「ヨツユビリクガメ」・「ホルスフィールドリクガメ」等、三種類の呼び方があります。ヨツユビというのは、爪が四本である事が原因だと思います。ペットショップではロシアリクガメかホルスの名前で売られてます。大体、ペットショップでは一番安い値段で売られていると思います。恐らく、国内繁殖した個体が流通している事が原因だと思います。(あくまで推測ですけど)
ちなみに、埼玉県戸田市の激安ペットショップで¥2980でした。(2001年12月)
ロシアリクガメの特徴
解説するよりも写真で見たほうが分かりやすいですよね。
横顔:クチバシが伸びすぎていますが、古い写真なので、現在は矯正しております。
前足:特徴的な四本の爪です。しっかりとしていて丈夫。
後足:象の足のような感じです。いつもは伸びていませんが、結構足は長いんです。
甲羅:現在はもう少し大きくなっています。
腹甲:腹甲も硬いです。
尻尾:性別の判断が難しいリクガメですが、尻尾とお尻の部分の甲羅の形状が判断の材料になっている様です。管理人には分かりませんが、、、。
ロシアリクガメの寿命
ロシアリクガメ、その他の陸亀の寿命に関しては諸説あると思います。管理人がロシアリクガメを飼い始めた2001年の情報では20~25年という事でした。その説は最近でも変わっていないと思いますね。管理人の飼育している固体は、買った時に甲長6~7センチでしたので、生まれて1~3年は経っていたと思います。それから14年(2015年現在)ですので、すでに15~17年は経っています。
最近ネットで見たのですが、ロシアリクガメが40年くらい生きているという話もありますよね。野生下の生き物が飼育下で長生きすることはよくあります。動物園の象さんや野毛山動物園のラクダなど、野生の動物は生きて行くために常に食料のことを考えないといけませんし、天敵や病気のこともあります。
ですから長生きする動物が増えているんでしょうね。実際に管理人が飼っているホルスフィールドリクガメは15~17年生きていますし、今のところ何の問題も無いと思います。管理人よりも長く飼っている亀先輩もいますので、20~25年は普通に生きるのかも知れませんし、ネット情報の40年というのも頷けます。唯一言えるのは、飼い主が先立たないように、早めに飼育開始しないと、、、ということですかね。
やはり亀は万年なのでしょうか、、、。
実家付近の地図
ロシアリクガメを難しく纏めました
専門的ロシアリクガメ分類
・亜目(和名) | ・潜顎亜目 | ・学名 | ・Cryptodira |
・上科(和名) | ・リクガメ上科 | ・学名 | ・TESTUDINIDEA |
・科(和名) | ・リクガメ科 | ・学名 | ・TESTUDINIDAE |
・属(和名) | ・チチュウカイリクガメ属 | ・学名 | ・Tstudo |
・種(和名) | ・ヨツユビリクガメ | ・学名 | ・T.horsfieldii |
その他の情報
2014年現在では、「属(和名)」はヨツユビリクガメ属となっているようです。穴を掘るリクガメで、管理人の飼っている個体も穴を掘ろうとして、一生懸命ケージの底をガリガリやっています。自然界では長さ3~4メートル、深さ1メートルの穴を掘る個体も居るようです。
冬眠もしますが、夏眠もするようです。管理人の個体も夏場に活動が停止気味で餌をあまり食べない時期もあります。これは成体になってからの事で、幼体の時はあまり変化は見られませんでした。