国内にある核シェルターなどのメーカーへの問い合わせが増えているみたいですが、山道具は防災・避難用にも転用できます
今朝のヤフーニュースを見ていたら、シリア問題や朝鮮半島での有事問題に絡み、核シェルターや外国製の高性能な空気清浄機への問い合わせが増えていて、例年よりも売れているというニュースがありました。そのニュースを通勤電車内で見ていた管理人は、「山道具」も防災・避難用に最適だなぁと考えました。
核シェルターが売れている。といっても地下に設置するタイプは価格や工期を含めても今、有事が起きたら間に合いませんよね。このほか、空気清浄機でしたら納入後すぐに使用できるものもありそうです。地下埋設タイプの核シェルターは工期に数ヶ月(込み合っていたらもっと)と価格が2500万円~となっていて、普通のご家庭では手に出せませんし、集合住宅の多い都市部では設置すらできません。空気清浄機しかないのか、、、。
まぁ、悲観してもしょうがないので、核シェルターは諦めて高性能な空気清浄機を購入するという選択肢が残っています。しかし、売れているということは在庫の問題もあり、全てに行き渡るとも限りませんよね。価格も国産新車並ですし。
ということで、核シェルターはあっても、他の防災用品が無ければ駄目じゃない?という話になります。(という流れに持っていってますw)
核シェルターの「株式会社シェルター」さん
同じく「織部精機製作所」さん
防災用品に山道具を
本当は何も起こらなければそれにこしたことはないのですが、有事の他自然災害もありますよね。そういった場合に所有しておけば後々便利なのではないかと思います。実際、管理人が持っていたキャプテンスタッグのガスバーナーとガスカートリッジは20年間持っていますが、何のメンテナンスも無く無事に使えました。ガスカートリッジのガスが劣化しないというのは大きいです。
持っているとなにかと便利な山道具
ガスバーナーとガスカートリッジ
今から20年前に買ったキャプテンスタッグのガスバーナー「M8811」です。操作方法は簡単ですし、ガス缶にガスさえ入っていれば簡単に火を起こせます。唯一の問題といえば、点火する際にレギュレーターが故障している可能性があるので、チャッカマンなどのライターがあると万全ですね。
つい最近、装備軽量化の流れで購入したEPIgasさんのQUOストーブです。キャプテンスタッグの製品に比べるとかなり軽量なので頼りない感じもしますが、なんら問題ないと思います。この製品もレギュレーターの故障が考えられますので、チャッカマンなどのライターがあるとよいと思います。
ガスカートリッジ・OD缶
上記のガスバーナーに必要なガスカートリッジ・OD缶です。OD缶とはアウトドア用のガス缶って意味らしいです。これはメーカーを統一しないと駄目よっていわれています。ガス缶の大きさも数種類あって、110缶・250缶・500缶とあります。このほかもあるかも知れませんが、簡単に手に入るのはこの3種類だと思います。また、ガスの種類も色々あって、イソブタン・ブタン・プロパンガスとあります。山で使用するときの外気温によって使い分けるものです。寒冷地では点火しにくかったり、燃焼が弱くなったりするようです。これはお住まいの地域によって変えるといいのではないでしょうか?
ガスの使用量として資料がないのでなんとも言えないのですが、山に持っていかないのであれば、大きめのガス缶を何個か持っていれば大丈夫でしょう。
軽量なアルコールストーブも選択肢の一つに
このほか、アルコールを燃料としたバーナーもあります。管理人は所有していないので使い勝手は分からないのですが、意外とパワーもあって、道具類も軽く、山に持って行く人も多いみたいです。これも数種類あって皆さん悩んでいられるようですね。アルコールストーブについては別途、燃料用アルコール(エチルアルコール・メチルアルコール)を所持していないと駄目です。1リットルのお湯を沸かすのにはアルコールストーブの性能や気温、風に左右されるようで、どれくらいのアルコールが必要なのかわかりませんが、30cc~40ccあれば沸かせるみたいです(不確定な情報です)。
EVERNEW チタンアルコールストーブ
トランギア アルコールストーブ(原産国スウェーデン)
燃料用アルコールは薬局などでも手に入るようです
クッカー・コッヘル・調理道具
お次はコッヘル・クッカーと呼ばれるものです。お湯を沸かしたり、煮物をしたり、フライパンで何か焼いたりといったことをする道具です。管理人はまず、プリムスのライテックトレックケトル&パンを購入してみました。寸胴型の鍋と、蓋の部分がフライパンに転用できるように設計されています。容量は1リットル。だったかな?お湯を沸かしたり、クラムチャウダー作ったりとしています。フライパン部分は使ったことがありません。小さいのでソーセージ3本くらい焼くのが精一杯でしょうね。
ガスバーナーと使用時はこんな感じになります。この時は9月の谷川岳山頂でコーヒー一杯分のお湯を沸かしました。
シェラカップ
このシェラカップも20年選手。最近チタン製の目盛り付きのものを買い増しました。コーヒーやスープならコッヘルじゃなくてこっちでも良さそう。ただ、直接熱すると熱くて唇が火傷すると思いますので注意が必要です。シェラカップも容量や素材等色々ありますのでお好みで選んで下さい。
スタッキング
これらの山道具はスタッキングといって、コッヘルの中に収納できるので場所をあまりとりません。この画像ではコッヘルの中に250サイズのOD缶を逆さまに入れ、その上にガスバーナー(ガスストーブ)を入れています、画像では写っていませんが、ライターや折りたたみ式のフォーク・スプーンも入ると思います。
折りたたみ式ナイフ
「お金で買えない価値がある」マスターカードのポイントで手に入れたヴィクトリノックスのアーミーナイフです。普段は持ち歩きは駄目ですよ。銃刀法違反の罪に問われる場合があります。これは鋏や刺抜きなど一般的に使える部分もあるのでザックにしまっています。防災時にはテープや包帯を切ったりするのに使えそうですね。
懐中電灯
懐中電灯っていってもこれはヘッドライトなんですけどね、、、。こういうものって普段使わないし、存在を忘れがち、、、。そうすると乾電池が中で液漏れしていてイザって時に駄目になってたりします。管理人も何個か駄目にしてしまいました。使わないときは乾電池を外しておきましょう。
水筒など
これは完全に登山用として認識されている水筒です。ぺったんこになるので、飲みきったらスペースを取らないし、軽いです。しかし、丈夫さという観点では象印やサーモス(テルモス)に代表される水筒にはかないませんね。
「ナルゲン」山ではこれが一番人気かな?
管理人は大きさ変えて3種類のナルゲンを所持しています。
この製品群は「BPAフリー」で、成長ホルモンに悪い影響をおよぼす可能性のある物質である「ビスフェノールA」を含まない製品です。このことについては管理人は無知なので下記リンクをご確認下さい。
用品はわかったけど、食料はどうするの?
管理人は山登りするようになってから、頂上付近の宿泊できない山小屋は利用したことはあります。高尾山・陣馬山・谷川岳などで定食を食べたりコーラを買ったりしました。このほか、登山前にコンビニエンスストアでおにぎりやカップラーメン、パン等を購入して山頂で食べています。山登りをする人たちは極力装備重量を減らすように、フリーズドライなど乾燥させた食料を持ち込み、上記のガス製品やコッヘルに代表される調理器具でお湯を沸かし、そのお湯でフリーズドライ製品を湯がいて食べたりしているみたいです。乾燥させた食料品は比較的日持ちがよく、スーパーでも調達可能なものもあります。実際管理人はスーパーで雑炊・リゾット類のものを持ち込んだ経験があります。普段は気にもとめないものがスーパーには売られているんですね。登山用品店に行くと日清のカップヌードルもリフィルという形で売られています。
※谷川岳・食べなかったけどw
アマノフーズさんは種類も豊富です。
アルファ米という商品をご存知でしょうか?管理人は未だに手を出していないのですが、長期縦走するような方たちは一度は食したことがあると思います。お湯からでもお水からでも作れて5年間ほどの常温保存ができるみたいです。種類も白米から五目ごはん、チキンライス、カレーと様々です。管理人は食べたこと無いので味はわかりませんが、、、。尾西さんは長期保存水も販売されていて、今注目の企業ですね。
防災・避難っていろいろな観点から考えないといけませんが、今のところ管理人が思っているのはこんなところです。一番大事な水ですが浄水器のついた水筒が実際に売られています。アウトドア用なので軽いです。一体型なので、手間が省けると思います。
この他では軽量な山岳テント類、シュラフと呼ばれる寝袋類、それに付随するマット類、カッパ類など色々と便利なものがあります。管理人は日帰り登山しかしたこと無いのでカッパ以外のこれらの製品は持ち合わせておりませんが、これらも有効な防災用品であると考えます。今すぐにとはいいませんが、暇な時に登山用品店を見てまわるのも面白いと思いますよ!
東京都内では有名どころとして「ICI石井スポーツ」「好日山荘」「エルブレス」「秀山荘」など数件のお店が点在しています。管理人は未だ行けてないんですが昭島市にはモリパークアウトドアビレッジというショッピングモールもありますね。