国民栄誉賞受賞者の植村直巳さんに纏わる植村冒険館に行ってきました
ども!管理人です。日曜日の今日は天気が良かったので山にでも、、、と思っていたのですが、モチベーションがそこまで上がらない感じだったので都内にある植村直巳さんの植村冒険館に行く事に決めました。
植村直巳さんは兵庫県豊岡市の出身ですが、結婚後に板橋区仲宿という所に住んでいたらしく、その関係から板橋区に植村冒険館という施設ができました。運営は公益財団法人植村記念財団という公益法人が運営しています。尚、入場料は無料となっております。日本で四人目の国民栄誉賞受賞者で1984年に冒険を通じて国民に勇気を与えたという事で受賞しています。尚、その時既にマッキンリー(デナリ)から下山の確認ができていない、つまり遭難状態のままのようですね。
行き方は都営地下鉄三田線の「蓮根駅」から5分くらいの住宅街の一角にひっそりと佇んでいる2階建の建物です。標識が無ければ見過ごしてしまうと思います。車の場合は近くにコインパーキングがありました。
管理人は前々からここには一度訪問しようと思っていました。今回はマッキンリー関係の展示物があるという事でとても興味があります。
さくっと到着。
「山頂に残された旗」という催事が今回のテーマのようです。尚、4月10日までの展示です。
建物の前にはハッキリとした標識があります。
展示物は撮影禁止との事で、入口にある植村さんの写真を撮りました。展示の内容は実際に厳冬期のマッキンリー(デナリ)で使用した寝袋やフレームザック、銀マット、コンパス、クッカー、バーナー、ヤッケ等です。寝袋は今で言うウルトラライト風のもので肩から上は出ているものでした。コンパスはシルバ製、バーナーはMSR製のようでした。現地で調達したんでしょうね。銀マットは登山用品店で今でも入手できるものと同じ物のようでした。尚、マッキンリーにはテントを使用せずに雪洞を掘って挑んでいたらしいです。あとは日記。有名な「何がなんでもマッキンリーに登るぞ!」っていう日記も複製して展示してありましたね。それと、使用していたカメラはニコンのF2とかF3でした。管理人もニコンなのでちょっと嬉しかったです。
2階展示室の中央ではテレビ局?が植村直巳さんのマッキンリー挑戦を密着取材した当時の映像や、そこまでに至る冒険の軌跡などの上映がありました。その中身は冬季にグリーンランドからアラスカまで犬ぞりで縦断したものなどがありました。ライフルでアザラシを仕留めたり、今の冒険家でもやらないような修行のようなこともしていたみたいですね。その内容は是非冒険館にいって確かめて下さいね。
小一時間ほど冒険館を堪能しました。遭難後に明治大学の山岳部OBらが捜索に行き、そのときに発見して持ち帰った植村さんの使ったそのものが見られるというのは非常に貴重な事だと思います。
1階には登山やアウトドア関連の雑誌や山関係の小説、ガイドブックが沢山ありました。山の図書館ぽかったですね。
植村さん関連施設は故郷の豊岡にも植村直巳冒険館というのがあるそうです。流石に豊岡は遠いのでいつか機会があったら行ってみたいですね。