32リットルのザックで日本百名山の瑞牆山にテント泊で登って来ました
平成29年6月10日~11日の日程で瑞牆山に行って来ました。生まれて始めてのテント泊登山。しかもお一人様です、、、。ですから全てを一人でこなさないといけないし、食事も一人です、、、。32リットルのドイターのツアーライトに全ての装備をパッキングし、早朝車で出発しました。装備に関してはウルトラライトではないです。エバニューのクッカー、サブザックだけはウルトラライトですけど。
瑞牆山(みずがきやま)は山梨県北杜市の最北部にある日本百名山。標高は2230メートルで奥秩父の山脈の一つ。
んで、7時過ぎに瑞牆山荘前の無料駐車場に到着したのですが、すでに満車状態で、通路になっている部分も満車でした。瑞牆山荘並びの有料トイレ横のスペースに一台分あったのでそこに停めることができました。さすが日本百名山。天気も良かったしね。
※下山後に撮影しました。
※下山後に撮影した瑞牆山荘
瑞牆山への登山道入口です。登山届けのポストが目印になると思いますし瑞牆山荘の目の前なので非常に分かりやすいと思います。
トイレに行ったりして余裕を持って登っていきます。今日は富士見平小屋でのテント泊予定。時間はたっぷりあります。
まぁ、道中は割愛して富士見平小屋に到着です。約45分の道中ですが、やはりテント泊装備が肩と腰にきますね。富士見平小屋の受付で1000円をお支払い。注意事項を聞いて、支払い済みテントの目印のビニールひもを貰いテント場に向いました。なるべく平らな所を探して、、、
ありました。この時間帯は空いているし選び放題でした。
公園での設営練習が功を奏して10分ほどで設営完了です。一箇所だけ石を使って固定しました。富士見平小屋のテント場はペグが刺さりやすいのですが、抜けやすい部分もありましたね。ちょっとわがままっぽい張り綱の固定のしかたですね^^次回はもっと短い張り綱を用意してスペースの確保に努めます。
※このテントのフライシートはテントポールとの接続を面ファスナー化しています。
前の日に買ったサブザックに必要なものだけを入れて身軽な装備で山頂を目指します。一瞬、金峰山方面に行きそうになりましたが、書込みを思い出して小屋に向って左側の登山道を瑞牆山に向かい登山再開です。
日本百名山の瑞牆山山頂です。アップにしたら数名山頂にいるのが確認できました。山っていうか、巨大な岩の天辺って感じ。
石楠花。ホワイトバランスが、、、。
なんだろう。小さい花が登山道に咲いていました。お花の季節なんですね。
朽ちた木にコケがビッシリと生えています。
コケが豊富。持ってかえって盆栽に添えたいけど、持って帰っちゃ絶対に駄目。
登山道の始まりはどちらかというと下り。枯れ沢に到着するとここから登りになるみたいです。枯れ沢にあった巨石です。
ケリ入れたら割れました。(嘘。桃太郎岩っていう名所みたいです)
鎖場が現れましたが殆ど使わずに登れます。
上記の写真と同じ場所です。ちょっと水が溜まっていたので舐めてみました。凄く冷たかったです。あっ、直接岩を舐めたのではないです^^
危険箇所だったんでしょうね。木製の階段が設置されていました。
瑞牆山は巨石、奇石が多いですね。水場の水はミネラルが豊富っぽい。
頂上に近づいてきたのかな?
ほぼ盆栽。
通らなくてもいけますが、行きも帰りもこの狭い穴通り抜けました。大き目のザックだと引っかかるので注意が必要です。
でかい岩が見えてきました。
右側に見えるのが大ヤスリ岩っていうのだと思います。管理人が通過している時間帯にはチャレンジしているクライマーの方はいませんでした。
イワカガミかな?
ちょっと岩に登って。いい感じで撮れると思ったんだけど駄目でした。
これを登るのかぁ。
ちょうど写真の中央部にクライミングで使用する道具が残されていました。
あと10分の分岐まで来ました。自然公園から登るとここで合流するのかな?
ズレ岩。って勝手に命名。
山頂直下には梯子があります。順番に登りましょう。ということで日本百名山「瑞牆山」登頂。
風が強い。人が多いのですが、半分以上の人は樹林帯に逃げててそこでお昼してた感じです。
※動画(一眼レフ)
天気はいいんだけど富士山は確認できず。
岩。手すりとかないので、危険です。
大ヤスリ岩を上方から眺めます。天辺の半分は日本庭園っぽく植樹されているみたいですね。岩に生えている盆栽みたい。
落ちたら死ぬな。
同じく日本百名山の「金峰山」の五丈岩が確認できます。
八ヶ岳方面。
ちょっとアップにしたらまだまだ雪面が残っていますね。
ん~テン泊はギリできそうな平らな場所ありますね。
国師ヶ岳方面にも瑞牆山のような岩が連続しています。
もう一回金峰山。こっちも行こうと思えば行けたんだよなぁ。
この標を目指してきたのに無いから探してたら樹林帯の中にひっそりとありました。老朽化してて危ないのかな。山頂の標は全部で三個ありました。
山頂から金峰山方面にちょっと下りた所でパン食べてから下山しました。
※動画(iPhone5s)
下山中。どんどん登ってくる人がいますね。ジーパン姿で手ぶらの若者とか。複数人の団体さんとかが多かった雰囲気です。
13時頃帰宅。まだまだテント場は空きがありましたね。それにしても虫がフライシートに沢山いて撤収時に困りそう。
ちょっと曇ってきたかな。
テントの前室で初めてお湯を沸かしてみた。このあとアルファ化米のドライカレー食べました。温かいものを食べられるという幸せ。ちょっと侘しかったですけどw
ブラックダイヤモンドのモジ初点灯。
不覚にも1時間ほど寝てしまった、、、。16時くらいでテント内の気温は15度くらい。
ランタンは吊り下げててもいいんだけど、こうして間接照明っぽくしてもいいですね。夕方から軽く雨が降ってきました。晩御飯は食欲が無かったからドライフーズの卵スープでごまかし、ビール飲んでからシュラフに。
そして、、、思ったよりも寒い。地面から上がってくる冷気っていうんですかね。夜中にテント内の気温を確認したら10度くらいでした。外は9度くらいなのかな?。サーマレストのマットとイスカのAIR450Xで充分なはずなのに。最初はファスナー広げて布団みたいにかけていたのですが、そのうち寒くなってきてシュラフのファスナー締めました。ただ、顔周りのドローコードは絞らなかったので絞ったら結構変わっていたのかも。
夕方、学生の集団が来て大きなテントを真横に張ってましたね。男女混合で楽しそう、、、。
今回に限ってですが、富士見平小屋のテン場は20時をまわると静かになってきて、20時半の時点でかなり静かに、、、。21時にはほぼ消灯している感じでしたね。管理人は昼寝してしまったのですぐには寝付けませんでしたがw
夜中の2時半ごろ辺りが騒がしくなって目を覚ましたのですが、隣の学生らも撤収を始めている、、、。目を覚ましたので星空撮影開始です。下記の写真は上部に人工衛星だか流れ星だか写ってます。
やっぱり35mm1.8のレンズ持ってくればよかった、、、。
反対側見たらお月様が煌々と、、、ってほぼ満月じゃないか!なんだ~、全く調べてこなかったからがっかり。星空を撮影する場合、満月はさけたほうがいいみたいです。逆の意見もありますが。
とまぁ、トイレに行って10分程の撮影会は終了です。それにしても皆起きてるところが凄い。管理人はテントに戻って寝ました。
寒さを感じてはいましたが6時くらいまで起きずに寝られました。湯を沸かしてカフェオレを入れてから撤収開始です。外に出てみると半分以上は撤収後でしたね。凄く寝坊しました感がありました。撤収時はフライシート等にくっついた虫をどうするかで悩みましたが結構な数の虫を同伴してきましたw
本来ならおかわりで金峰山登山するのがセオリーなのでしょうが、管理人はテスト的なテント泊なので後は下山するのみです。帰りも荷物の重さに堪えましたが駐車場まで45分くらいなのでよかったです。瑞牆山荘前の自販機でコーラ買ってから帰宅しました。瑞牆山荘到着は8時頃だったのですが、駐車場は昨日よりも少なかったはずです。
32リットルのザックでテント泊!?と思われる方もいるでしょうが、管理人は今回が生まれて始めてのテント泊です。ザックは26リットルと32リットルしかありませんから大きいほうの32リットルで挑戦しました。テントは見ての通り、シュラフはイスカのAir450Xで着替えは持っていってないです。それでも困ったことにはならなかったので一度試されるといいと思いますよ。ただ、撤収時に雨が降っていて急ぎたい場合もあると思います。そういう雨の時はテントをゴミ袋にサッとしまい、ザックに放り込むような感じの撤収がいいと思いますが、そういうシチュエーションの場合は余裕を持った容量のザックがいいですよね。
あと、虫が嫌なのは皆さん同じだと思うのですが、撤収時にテントに張り付いた虫たちが、、、虫の殆どがアブラムシでした。何回かテントを叩いたのですが結構な数の虫を連れて帰ってきてしまいました。これも次回の教訓として撤収時の虫対策も考えなければならないですね~。
それにしても疲れた~。