マダガスカルの民家から絶滅危惧種のリクガメ1万匹見つかる!
ども!管理人です。ニュースサイトやSNSで拡散されていることなので既にご存知の方が多いと思います。
マダガスカルの民家から絶滅危惧種のリクガメであるホウシャガメ(学名:Astrochelys radiata)が約1万匹も見つかったというニュースです。マダガスカルはインド洋に浮かぶ大きな島国。その南部に位置するトリアラという町の2階建の民家から大量のホウシャガメが見つかり保護されたそうです。ニュースサイトによると、9888匹はなんとか生きていたものの、残りの約180匹のカメは残念ながら亡くなっていたそうです。なにやら死んだホウシャガメを庭に埋めようとしていたところを見つかって逮捕されたそうですが、どうやってこの大量のホウシャガメを集めたのか?という所までは明らかになっていないようです。
見つかったカメはトラックで保護施設に運ばれたそうですが、1万匹という数なので朝方までかかったそうです。マダガスカルにはカメの保護施設があるそうで、ル・ヴィラージュ・デ・トルチュ(カメの村)という所まで輸送。その場所は見つかった場所から30キロ離れた海岸線に沿ったところにある場所みたいです。1万匹ものホウシャガメを保護できるのかはちょっと疑問ですが、弱った固体も含めてできれば元の場所に戻してほしいですね。
容疑者として家の持ち主の女性と、男性二名が逮捕されている模様です。マダガスカルでは森からホウシャガメを持ち出すことは違法だそうで、移動することでも逮捕されてしまうみたいです。しかし、1万匹も森から持ってくるなんて、それまで誰も気が付かなかったのでしょうか?
ホウシャガメは絶滅危惧種に指定されている貴重なカメで、マダガスカルでは森林の消失などから1990年代には1200万匹居たとされるが、現在は300万匹(推定)まで減っているのではないか?という話しもあるようです。300万匹もいるのか!って思いますが、すでに4分の1にまで減少しているんですね。気候変動や開発がホウシャガメの生息域を減らしている原因なのでしょうが、そういった流れは止められないので、保護していくしかないんでしょうね。
ホウシャガメはその模様が美しいとされていて、甲長40センチ、体重15キロにまで成長する中型のリクガメ。日本国内でも正式な手続きで手に入れて飼育することが可能です。しかしながらペアで500万円の値が付いていることも、、、管理人も爬虫類のイベントで見たことありますが、とても可愛いリクガメです。
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都内では上野動物園や横浜の野毛山動物園でその姿を拝むことができます。
今回のように時々こういったニュースがありますよね。その殆どが密輸目的。つまりお金なんですね。高値で売買できるのが絶滅危惧種の悲しいところ。買う人がいれば売れると分かった密輸業者はリスクを承知で探してきます。それを続けているとビジネスになってしまうんですね。マダガスカルは裕福なお国柄では無いと思うので、やはり現地の人が生きていく為にはお金が必要です。飢え死にしろとは誰もいえませんからね。他に仕事があればリスクの大きい密輸はやらないで他の仕事をしていると思うんですよ。
買わないのが一番なんですが、、、